さて。
2026年もすでに1/3ほど経過、4月終盤まで進んでまいりました。
この星のやんごとなき方たちが一致結託し、「大いなる善のために」を合言葉に自分たちのやりたい放題やり散らかしているようですが、さすがにここまで来たらあとは自分自身を信じ、自分にできることを精一杯やるだけ....でございます。

そんなわけで。
家族や仲間と一生懸命に大地に向かい、少しでも自給を目指そうとする若きチャレンジャーたちのために。
そして、新しい世界を都会ではなくカントリーサイドから創り出していこうとする心あるかたたちのために。
ワタクシたちがこれまで30年にわたって培ってきたドロップアウト系自給暮らしのさまざまなノウハウを惜しげもなく(無料で!!)どんどん放出していきますので、遠慮なくご活用くださいませ。


というわけで今回の記事は、自給暮らしで救世主となりうるブルーコーン(フリントコーン)育成から食品になるまででございます。
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まず主食となる三大穀物といえば、米、小麦、トウモロコシ。
そんな中でわれわれ日本人が真っ先に思いつく穀物といえば、まずコメ、こめ、米。
そして米と双璧を成す小麦。
チョイとマニアックな存在では、あわ、ひえ、そばなどいわゆる雑穀類ってところでしょうか。

とことが、ところ変わって南米などメソアメリカ文明圏になりますと、ダントツでトウモロコシ(ブルーコーンなどフリントコーン)となるわけでして。
「え?  そもそもトウモロコシって穀物なの?? 季節の野菜じゃないの??」
「黄色とか白の甘いヤツでしょ??」
「消化に悪いし、飽きるし、あんなの毎日主食で食べらんね~よ。」
スイート種メインで、いかに甘いかを競い合っている日本ではこんな意見が一般的かと思われます。

中には北米や南米を旅し現地のトウモロコシ料理をしこたま食したツワモノが、日本に戻ってきて「よ~し、あの青いトウモロコシを育てて激ウマ自家製タコス食べよう!!」って、そんなわけないか....。
そうなのです。
カチカチのフリントコーンを調理しようとチャレンジした方なら痛いほど実感していると思いますが、フリントコーンってやつは育てるのは簡単なんですが、その後の下ごしらえがチョイと面倒&厄介でして。
そこで今回はこのフリントコーンについて「育成編」「下ごしらえ編」「実際の調理法とレシピ編」と3回にわたって書かせていただきます。

というわけで!!
まずは「 -vol,1 育成編」でございます。
以下、画像と共に進めてまいります。
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春、種まきの時季です。

ちなみに今年のブルーコーンの種まきですが、前記事「植物と月・太陽・星の関係」を参照に今年のトウモロコシの種まき適期を割り出してますと....
・4月21日~4月29日
・6月22日~6月27日 の2回
ところが春の4月21日~4月29日は、周囲の農家さんたちも一斉にトウモロコシの種まきや苗植えをするわけでして。

ということは....。
周囲のトウモロコシとほぼ同時期に開花時期を迎えてしまうのです。
ここで気を付けなくてはならないのは、現在日本で一般的に栽培されているトウモロコシといえば、ほとんどがスイート種でしかも交配されたF1ばかり。
中には遺伝子組み換えのGMコーンなんてのも育成されていたりします。

ま、今さら原種の大切さを訴えたところですっかり洗脳されまくった一般常識がひっくり返るわけがないので、原種うんぬんについてはスルーするとして。
とにかく原種のフリントコーンを大切に守り次世代につなげていくために出来ることといえば.....。
・周囲のF1やGMの花粉が飛んでこないような場所を見つけてひっそり育てる
・コチラが時期をずらし交雑を避ける
こんなところでしょうか。

そんなわけで、当方ではメインは4月21日~4月29日に蒔きますが、全滅を防ぐため小麦の収穫が終わった6月22日~27日にも予備の種まきをする予定でございます。


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真夏。
たくさんの日差しを浴び、スクスクと成長するブルーコーンたち。
ちょうど雄花、雌花ともに開花し、絶賛受粉中!!....といったところでしょうか。

それにしても今年の暑さはこれまでよりさらに輪をかけてかな~りヤバそうな気配。
でも南米原産のフリントコーンなら暑さもなんのその。
さらに爆発的な成長間違えなし!!
目指せ3メートル越え!! ということで。(←ほんとか~??)


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季節は進み、秋もだいぶ深まる10月ごろ。
無事に収穫期を迎えました。

原種のブルーコーンは大きくなると背丈が2,5メートル近くにまで成長し、1本の株に3本ほどの実を付けます。
しかも1粒のタネから発芽した1本の株は、通常は3株から5株ぐらいは分げつするので、合計すると1粒のタネから約9本から15本のトウモロコシが収穫できることになります。
で、1本のトウモロコシには通常500粒の実が入っているので、計算してみますと.....
1粒のタネから10本のトウモロコシが収穫できたとして、10本×500粒=5000粒!!
春は1粒のタネだったのに、順調に育てば秋にはなんと1粒が5000粒まで増殖!!
そりゃあタネが自家採種できる原種のトウモロコシを抹殺しようとするわけだ。
ん~~。

ちなみに現在の、種を買い続けないと農業が維持できない種苗ビジネスシステムはたしかトウモロコシがベースだったと記憶しております。


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たった1本の実を収穫するために、マルチを張って芽かきや殺菌などありとあらゆる手を尽くし、バカ丁寧に....じゃなかった、それはそれは大切に育てる日本の一般的な超過保護的トウモロコシ栽培とは大きく異なりまして。
原種バリバリのブルーコーンは足元の雑草などお構いなし。
はい、これでナフサを原料とするマルチは必要ないし、雑草を枯らすための除草剤も必要なし!!....ということになりますね。(生育の途中1回ぐらいは足元の草刈りはする)

そして収穫した実も市場用に出荷するわけではないので、大きかろうが小さかろうが、受粉がうまくいかず皮をめくったら実が5粒しか入っていなかろうが、中を芋虫に食い荒らされていようが、ぜんぜん眼中ナシ。
アブラムシは放っておけばじきにテントウムシがたかっていつの間にかいなくなるし。
通常なら捨ててしまうような状態の実でも、どうせ乾燥させて身をほぐして粉にして使うのだから見てくれなんぞ関係ございません。
実った実は最後の一本、最後の一粒まで捨てずに残らず活用できるところが、これまた実用的だったりします。
はい、これで殺虫剤も消毒も食品ロスもゼロということになります。


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収穫後、風通しよく雨と直射日光がが当たらない場所にて直ちに吊るし乾燥。


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吊るした状態から2週間ほど経過。
すっかりカラカラに乾いたら、こんな風にして秋の夜長な時間に実を外していきます。

ちなみに米や麦は収穫したあと脱穀をしないと食べられませんが、トウモロコシは手間こそかかりますが特別な機械が無くてもこうやって手でポロポロ脱穀することが出来る。
一見するととても原始的なのですが、トウモロコシがコメや小麦と違う最大のポイントが実はここだったりします。
ブルーコーンは過疎の寒冷気候の中山間地でもソバのようにしっかり育ちますし、コメのように面倒な水利権なども必要ありませんしね。

外した実は8リットル入り保存瓶にぎっしり詰め、真空状態にして保存します。
これで数年は劣化することなく完璧に保存できます。(しかも発芽可能!!)


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コチラはその年の収穫したすべての中から厳選し選びぬかれた種まき用のブルーコーン。
種まき用のブルーコーンは皮をむいて吊るすのではなく、カビや虫から保護するため皮を付けたまま室内で丁寧に乾燥させます。

ちなみに当方では毎年12本ほどのブルーコーンをタネ用として、食べるモノとは別に厳重に保管しております。
これで次のシーズンには12本×500粒=6000株のブルーコーンを育てることが出来ます。
これぞカントリーサイドのローリングストックというやつですな。


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さてさて。
コチラは収穫が終わり、すっかりいい具合に枯れ果てたブルーコーンたち。

通常の日本の農業なら全部引っこ抜いて畑の隅や法面にブチャっておくところですが....。
ちょっと待ってください。
これも立派な土への栄養分補給、そして絶好の土壌改良材なのです。

なぜなら、この葉や茎はそもそも牛や馬など家畜の餌になるほど栄養分満載。
そして植物繊維も豊富。
こんな絶好の土壌改良&土への栄養補給材、ごみ扱いにして捨てるなんてとんでもない!!
そんなわけで、この突っ立ったままのブルーコーンの成れの果ては草刈り機で細かく粉砕し、土に混ぜてしまいます。
草食動物と共に暮らすなら、彼らの貴重な冬の食糧にもなりますしね。


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秋も終わり、初霜にも見舞われてすっかり寒くなり始めたころ。
堆肥と共に細かくしたブルーコーンの成れの果てを畑にすき込んで、1年の作業はようやく終わりを迎えます。

ちなみに細かくしたブルーコーンの成れの果てと堆肥をすき込んだ畑のことを、ワタクシたちは「リセットした畑」と呼んでおりまして。
ナス科だのアブラナ科だのマメ科だのとさんざん輪作しまくった畑、最後に全面でブルーコーンを育て、ブルーコーンの成れの果てと堆肥をすき込むことですべての輪作がリセット。
これで次の年はまずマメ科を育てて土の中の窒素分を増やし、次の年に窒素中心のアブラナ科やネギ類を育て、そしてその次の年はナス科などを育て、さんざん輪作しまくったら最後にブルーコーンを育ててまたまた畑をリセットさせる。
食べるための実、薬用になるヒゲ、あげくの果てに枯れた後の成れの果てまで文字通り余すところなくすべてが有効利用になるブルーコーン。
さすがは何千年もの間人類を支え続けてきただけあるなあ....と、あらためて思うのでした。

というわけで、ブルーコーン育成から食用になるまでの第1弾「 -vol,1 育成編」いかがでしたでしょうか??
次回はいよいよ、収穫後保存状態になっているカチカチのブルーコーンを食べるための「 -vol,2 ブルーコーンの下ごしらえ編」でございます。